神社の旗幕専門店|日本ブイシーエス

神社仏閣では様々な大きさや表記内容ののぼり旗をみることができます。
しかし一般の人がその意味や理由を知る機会は多くありません。ここでは神社のぼりについて、少しだけ解説してみたいと思います。

現在ののぼり旗は一般的に3つの用途を持っています

    集客を目的とした販促品
    店舗を構えて商売を営んでいる場合、その場所や商品を通行人にアピールする必要があります。お店の名前や取扱商品などをデザインしたのぼり旗が使用されます。
    注意喚起や啓蒙を目的とした告知道具
    ポンジは一般的なのぼり旗用の生地で、よく街で見かけるタイプの薄い生地です。軽くて薄い分コストが非常に安く、参道などに大量に立てられる際によく利用されます。ポンジ生地で作成する場合にはチチが白色になります。
    設置場所の雰囲気づくりのための装飾
    イベント会場やスポーツなどの大会でその場の雰囲気を盛り上げるために設置されます。催事のタイトルなどがデザインされたのぼり旗が大量に並ぶ様子はとても迫力があります。

ただ、寺社仏閣におけるのぼり旗については上記の用途とは全く異なる意味があります

それは「奉納(ほうのう)」「祈願(きがん)」「招代(おきしろ)」の3つです。

奉納
奉納とは神仏に感謝や敬意を表すために何かを献上する行為です。のぼり旗を立てて奉納する場合、神仏の御名前や神紋などをデザインしたのぼり旗が一般的です。神様仏様を奉っている神社仏閣をのぼり旗を華やかに、賑やかにすることで信仰を示します。
祈願
祈願とは神仏に自分自身の願い事を叶えてもらうように祈り願うことです。神仏にはそれぞれに成就させることができる祈願の分野があります。「商売繁盛」や「学業成就」など、それぞれを得意分野とする神様仏様がいるのです。神社仏閣がどの神仏を奉っているかによって願い事の種類も異なるため、それを示すものが祈願のぼりなのです。
招代
招代(おきしろ、おぎしろ)とは、神様仏様が光臨する際の目印や道標となるものです。神社仏閣における催事、祭事の際に神仏が迷わず降りられるように立てるものです。入り口付近に立てられることが多く、5メートルを超えるような大きなのぼり旗であることが一般的です。

それぞれの目的によってのぼり旗の大きさも変わるようです。
奉納のぼりは一般的な等身大サイズから5メートルを超える大型まで、設置場所や器具の大きさに合わせて作られることが多いようです。
祈願のぼりは少し小さなものや細身のものも含め、等身大程度までの大きさが一般的なようです。招代のぼりは大型の縦長で、5メートルを超えるものがよく見られます。

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